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眼底検査でわかる新事実

眼科に行くと必ずといっていいほど行う眼底検査。 眼底検査は、眼科医が目に光を当ててレンズで直接覗き込む検査のことです。目の表面(水晶体)の傷を見るときにも同様の検査が行われています。眼科によっては眼底写真を撮影し、検査するところもあります。 その眼底検査で、目の病気以外にも様々な病気の発見、将来的な病気の発生の心配など。実に様々な事柄がわかるようになっているそうです。 目の健康だけでなく、全身の健康を保つためにも有効になってくる眼底検査。これを機に検査を受けてみてはいかがですか?

 瞳の奥にある網膜などの状態を見る「眼底検査」。目の疾患だけでなく、高血圧や糖尿病など全身疾患を発見するきっかけにもなることから、企業の健康診断などに取り入れられている。最近では、眼底検査が将来の病気の発症予測につながることを示唆する研究も出てきた。専門医は眼底検査の重要性を訴えている。  

■内臓血管見るのと同じ  

眼底検査は、目に光を当ててレンズを使って眼科医が直接のぞきこむ方法と、専用の眼底カメラで撮影して結果を分析する方法の2種類ある。いずれの場合でも瞳の奥にある網膜や血管、網膜の外側の脈絡膜などの様子をチェックする。  検査によって、緑内障や糖尿病網膜症、網膜色素変性症や黄斑(おうはん)変性症といった視力障害の原因となる疾患が見つかる。だが、「眼底検査は一義的には目の病気を発見し、治すためのもの。でも実は、その情報は眼科だけにとどまりません」と山形大学医学部の山下英俊教授は話す。  「内臓の血管を生きた状態で見ることができるのは網膜だけ。だから、眼底検査は内臓の血管をつぶさに見ていることと同じなのです」。そのため、網膜の血管の変化から、高血圧や糖尿病などを早期に発見することにつながり、健康診断などに取り入れられている。  


■「40歳すぎたらぜひ」  

最近では、眼底検査によって全身疾患の発症を予測する可能性を示唆するような研究も報告されている。  山形大学医学部が山形県舟形町の住民を対象に行った研究では、血圧が正常であっても眼底検査の結果、「網膜細動脈」と呼ばれる、血管のサイズが細い人の方が太い人に比べて、5年後に高血圧を発症するリスクが高いことが明らかになった。  また、眼底検査によって発見される目の病気の一つで、視野の中心部で物がゆがんだり小さく見えてしまう「加齢黄斑変性症」も、その重症度と、脳卒中や心疾患、認知症の発症率との間に関連があることが分かってきた。このうち脳卒中の場合では、より重症の新生血管を伴う加齢黄斑変性症は発症リスクが約2倍高いことなども判明。少しずつだが、眼底をめぐる他疾患との関係性が解明されてきている。  山下教授は「病気を予測して予防策を完全に講じるところまではいかないが、眼底検査から全身疾患のリスクを予見できる。40歳をすぎたら、ぜひ目の検査を受けてほしい」と話している。  

●yahoo!ニュースより引用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100921-00000080-san-soci
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